ピアノの始め方と付き合い方


ピアノと言えば、お稽古事の代表と言っても過言ではないくらい日本ではメジャーなものである。鍵盤を叩けば誰でも音を出すことが出来るので、ギターやヴァイオリンなど、しっかり弦を抑えなければならない弦楽器や、発声が出来ないと音すら出せないフルートやトロンボーンなどの管楽器に比べて手を出しやすいものだからなのかもしれない。また、左右の手で違う動きをすることで、能の発達にも良いとされているピアノは、右脳左脳のバランスを良くするだけではなく、記憶力、集中力の向上にも良いとされているらしい。まさしく、子供への教育には是非共お勧めしたいお稽古事だ。

ピアノを始めるきっかけとして、習い事として先生に教えてもらう方法と独学で学ぶ方法があるのは言うまでもない。先生に教えてもらう場合も、個人経営の先生と、大手経営のレッスンを受けるパターンとあるだろう。簡単に区分けをするのであれば、大手の場合はカリキュラムや練習曲がキッチリ決まっており、それに基づいてレッスンを進めていくのに対し、個人経営の場合はその先生によって全てが異なる。もちろん、大手で同じカリキュラムで教えてもらう中でも、先生と生徒の相性というものがあるから、ピアニストになるには大手に行くべき、とか、個人経営、というような判断をすること不可能であろう。また、ピアノの始め方として、クラシックから始めるか、ポップスなど身近な曲から始めるかについても、人それぞれである。基礎はやはりクラシックにあると思うが、クラシックばかり弾いていれば全ての曲が弾けるようになる、というものでもない。そこは紛れも無くバランスによるもので、やりたい曲だけを弾いていても上達はしないし、テクニカルな曲や単調な曲ばかりをやっていても楽しみを見出すことが出来なくなってしまう。そういった意味で、このバランスというものは非常に難しく、自分がどういう方向に進みたいか、先生や親がどういう方向に進ませたいかにより異なってしまうのだ。

何事においてもそうだが、練習をすれば全てが右肩上がりに進むという訳ではない。必ず壁に打ち当たるときはやってくるし、それを超えて次のステップへ進むか、超えられないで挫折してしまう時がやってくる。ピアノも同じで、その壁は必ず幾度も訪れる。そんな時に、独学ではなく先生やアドバイスをしてくれて、その壁を超える手助けをしてくれる人がいてくれるか否かは、その人にとって大きな違いである。慣れてくれば、一つ一つの壁というものを分析して、自分に何が足りなくて壁に打ち当たっているのかが見えてくると思うが、初心者であればあるほどそれを見分けるのは困難となる。だからこそ、もしピアノを始め、楽しく音楽を弾いて行きたいのであれば、一度でも先生や教えてくれる人を見つけてみるのも良いかもしれない。コンスタントに教えてくれる先生が手っ取り早いのかもしれないが、アドバイザーという立場でもいいのかもしれない。いかに興味関心、楽しみを継続出来るような環境を作るかが、ピアノを楽しく引き続けるコツなのかもしれない。

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