ピアノの上達は自己変換にある。


ピアノの上達において、確かに反復練習は必要不可欠です。

ただし、目的や意図が定まらないままの練習は、時間と精神力の浪費に繋がります。

そんな練習が続けば、意欲は削られ、結果達成出来たはずの機会をみすみす逃すことになり兼ねません。

そこで、
音楽や練習の理解を深める事で、解決の糸口を見出していきましょう。

では、あなたに問います。
何故、ピアノを始めましたか。

素敵だと思ったから。
親や家族に勧められたから。
演奏会を観たから。
昔からの夢だったから。
趣味を持ちたかったから。
など。

名だたる作曲家や演奏家も、始めた理由は私達とあまり変わらないでしょう。

没後何十年、何百年の間で、少ないエピソードに尾ひれがつき、天才だと詠われることは多いのです。

本人に問うことは勿論出来ませんから、後付けの理由が多く存在することは想像出来ます。

つまり、始めた理由が上達に影響することはあまりないでしょう。

ここで押さえておいて欲しいのは、
作曲家も演奏家も一人の人間であるということです。
そして、楽曲とは作曲家の自己表現であり、演奏とは演奏家の自己表現なのです。

一般的に性格が曲がっていると言われる人は、音楽家には多く存在します。
頑固でも、不器用でも、恋多くても、それを強みとして表現出来るのが芸術分野の特徴なのです。

では、次の問いです。
何故、あなたは思うように上達出来ないのか。

もし、あなたがクラシックの演奏家ならば、作曲家とは立位置が異なる事を理解しておいて欲しい。

作曲家はクリエイティブする表現者であり、演奏家はシンパシーする表現者である。
同じ表現者でも作業に要する性質が異なります。

今弾いている楽曲に、あなたはどこまで共感出来ていますか。
共感とは、心と心の触れ合いであり、決して同じになることではありません。

言わば、異なる人間同士の共同作業ですから、弾けないフレーズや理解できないフレーズがあっても何ら不思議ではありません。

だからこそ我々は、練習し理解を深めるのです。
練習は作曲家、楽曲、フレーズへの共感度を底上げする作業です。

上達出来ない主な原因は、あなた自身が変化を拒んでいることにあります。

今行っている練習に疑問の余地はありませんか。
効果が出ないのは、練習の意図が理解出来ておらず、見当違いの練習を選んでいる可能性が高いです。

あなた自身が変化を受け入れることが大事です。
感性を磨き、他者をどれだけ受け入れられるのかが試されていると言えます。

上達というのは、丁度階段状だと思います。
永遠に続く平坦な道かと思えば、今度は越えられない高い壁にぶつかるのです。

そして、悩み苦しみます。

回り道をしたり休憩しながら、自分を上手く変換出来れば、ある日突然全てが出来るようになるのです。

決して、右肩上がりのグラフのようにはいかないのです。

あなたは今、壁にぶつかっているのかもしれません。
自分自身と向き合えれば、上達はもう目の前にあるはずです。

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