代表的なピアノメーカーの紹介。


国内産のピアノでよく耳にするメーカーに、ヤマハやカワイなどが挙げられますが、この他にも、世界各国には様々なピアノメーカーが存在しています。

特にピアノ三大メーカーと謳われている、スタンウェイ&サンズ、ベーゼンドルファー、そして、ベヒシュタインはぜひ覚えておきましょう。

それぞれのメーカーは、国や製造工程の違いにより、音色、音質、音量、タッチなどが異なります。

代表的なピアノメーカーの特徴を見ながら、あなたの演奏に適したピアノやお気に入りのピアノを探してみましょう。

1、
まず、アメリカ、そしてドイツ生まれのスタインウェイ&サンズです。
1853年にヘンリースタンウェイ氏が二ューヨークに設立したメーカーです。
製造工程の80パーセント以上がハンドメイドで、現在の大部分のホールに、このピアノが設置されています。

また、1991年には、スタンウェイ氏設計の元、安価なボストンピアノが誕生し、日本でも2004年にカワイで製造され、販売されるようになりました。

非常に透明感のある音色で、響板だけではなく、ピアノ全体が共鳴する構造になっています。
オーケストラとの演奏でも埋もれることがなく、ジャズやロックなどにも対応出来る、オールラウンドなピアノです。

2、
次に、オーストリア生まれのベーゼンドルファーです。
1828年に、イグナツベーゼンドルファー氏がウィーンに設立したメーカーです。

フランツ・リストの激しい演奏にも耐えた事でも有名です。
徹底したハンドメイドにこだわり、生産台数が少ない為、日本ではあまり見掛けないかもしれません。
また、インペリアルと呼ばれる97鍵のピアノを製造している事でも有名です。

ピアノ胴体に響板と同じ素材を使用し、カーブ部分は一枚の板で仕上げられ、ピアノ胴体ごと共鳴するように作られています。
高貴な音色で、室内楽や弦楽器によく栄えるピアノです。

3、
そして、ドイツ生まれのベヒシュタインです。
1853年にカール・ベヒシュタイン氏がベルリンに設立したメーカーです。

フランツ・リストやクロード・ドビュッシーが絶賛した名器で、ピアノのストラディバリウスと言われています。

設立当初は、高音部の弦をアグラフと呼ばれるピンの穴に通していました。
これにより、フレームと弦を完全に分離し、立ち上がりの早い、透明感のある音色を作り出していました。
しかし、音量が小さいのが難点で、オーケストラとの演奏では、高音部が埋もれてしまう弱点を持っていました。

その為、2003年以降は低音部のハンマーヘッドを大きくしたり、総アグラフ式から、高音部をフレームに共鳴させるカボダストロバーに変更し、弱点をカバーしました。
音色が少し変わりましたが、評判はとても良いです。

4、
ここからは国産のピアノメーカーを紹介していきます。

まず、最も知名度が高いヤマハです。
1897年に山葉寅楠が日本楽器製造株式会社を設立した後、社名を変更し、現在のヤマハ株式会社になりました。

1900年に初めて国産ピアノの製造を始め、1990年には世界最大のピアノメーカーになり、生産台数500万台を越えました。

現在では、ピアノだけではなく、楽器全般を製造する他、音楽教室やレコード会社等の音楽関連事業も手掛けています。
また、AV・IT事業やリビング事業、自動車部品やスポーツ用品に至るまで、手広く活動し、海外進出もしている。

静岡県浜松市の本社では、来客会館にてヤマハ製品の展示が見られる他、グランドピアノ工場の見学も出来ます。

明るくダイナミックな音色で、高音の伸びが良いのが特徴です。
先端技術を駆使した電子ピアノやサイレントピアノ等もあります。

5、
続いて、こちらも有名なカワイです。
ヤマハ株式会社に勤務していた河合小市が独立し、1927年に河合楽器研究所を設立しました。
その後、1951年に現在の株式会社河合楽器製作所を設立しました。

ヤマハが特約店方式なのに対し、カワイは直営店方式をとっています。
音楽関連事業以外にも、OA機器やソフトウェア、スポーツ用品なども取扱っています。
また、クリスタルステンドピアノと呼ばれる、透明なピアノを製作している事でも有名です。

ソフトで透明感のある音色で、低音の伸びが良いのが特徴です。
また、静岡県磐田市にある竜洋工場は、見学も出来ます。
抗菌処理鍵盤で、ピアノメーカーで初めて鍵盤に鉛を使用していません。
電子ピアノの他、消音ピアノや静音ピアノがあります。

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