ピアノの本場!ヨーロッパのピアノメーカーを一挙ご紹介します。


クラシックの本場、ヨーロッパのピアノメーカーについて、詳しくご紹介していきましょう。
■エラール社
パリの「エラール社」は、フランスを代表するピアノ名門会社でした。
創業者のセバスティアン・エラール(1752~1831)は、 フランスでピアノフォルテを作った人物です。
19世紀末から20世紀初めにかけて、エラールのピアノの品質は、世界的な評判を得ていました。
各国ホールや王宮にも、このエラール・ピアノが備えられていたほどです。
しかし、第二次世界大戦後、エラール社は経営難に陥り、数回の合併や買収の末、1996年に、社名を「PLAYEL&Co.」と改め、復活を遂げています。
当初のエラールのピアノは、現在製造されていません。
■スタンウェイ社
ドイツの都市、ブラウンシュヴァイクにある「グロトリアン・シュタインヴェーク社」が、今日のスタインウェイ社の前身です。
1853年に、この社の一人のハインリヒ・エンゲルハルト・シュタイヴェーグが、アメリカに渡り、ピアノ工場を造りました。
社名を英語読みに改め、スタンウェイと名付けます。
これが、現在の「ニューヨーク・スタンウェイ」です。
更に、1880年には、この社からドイツに戻った一人が、新たに製造を始めたのが、現在の「ハンブルグ・スタインウェイ」です。
かくして、このスタンウェイ社は、2つの生産拠点を持つことになりました。
■ベヒシュタイン社
「ベヒシュタイン社」の創業者、フリードリヒ・ウィルヘルム・ベヒシュタインは、19世紀半ば過ぎに、ロンドンのピアノ工場で修行を積み、更にバリでは、ハープに弟子入りをした人物です。
1853年に、ベルリンで小さなピアノ工場を開き、数十年で一流メーカーにまでのし上がりました。
ベヒシュタイン社のピアノは、リストやビューローに愛用されたことで知られています。
■ブリュートナー社
ライプチヒの「ブリュートナー社」は、1853年にユリウス・ブリュトナー他、3人の仲間と共に工場を開きました。
創業当初から品質が良く、音量の充実したピアノを作り、多くの評判を得ました。
モシュレス、ライネッケ、リストなどに愛用され、1867年のパリ万国博では、金賞を受賞し、一躍有名になりました。
■ベーゼンドルファー社
名門ピアノで知られる「ベーゼンドルファー社」は、ウィーンにあります。
1828年にイグナツ・ベーゼンドルファーにより創業され、歌うような伸びやかな音が特徴で、高い評価を得ました。
■まとめ
19世紀半ば以後では、大ホールでも聴き劣りせず、協奏曲でもオーケストラに負けない、音質や音量の豊かなピアノが求められました。
一方で作曲家も、リスト時代からオーケストラに挑戦するような作品が書かれ続けていました。
これらを受け、どこのピアノメーカーも、こぞってピアノの質の向上に向け、改良を重ねました。
現代にも残る、ヨーロッパの各ピアノメーカーは、このような歴史を踏み越えながら、今も尚、ピアノを作り続けているのです。

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