自動ピアノ


朝、優雅にピアノの生演奏を聞きながら目覚める人なんていませんよね。
例え、あったとしてもそれはドラマとか二次元の世界なんです。
ピアノは弾いてくれる相手がいなくてはいけないんです。
なのに、鍵盤が独りでに動いている、誰もいないのに曲が流れている、考えようによったらホラーの世界です。
でも、現実にあるんです。
自動ピアノというんですが。
現物を見たら多分、驚くと思います。
実際、透明人間がピアノを弾いているように見えます。
最近では動画などでアップロードされていてよく見かけるようになったんです。
が、この自動ピアノ、博物館とか特定の場所にしか置いていないんです。
自動でピアノが演奏するなんてこれは画期的なことなのです。
でも、ピアノの自動化は、難しそうでした。
というのも、ピアノは様々な強さの力で鍵盤が弦を叩く必要があるからです。
これをカラクリにするのはなかなか、難しいのではと思われていたんですが。
実際、自動ピアノの起源は16世紀中頃にさかのぼることができるのです。
というか、ピアノの起源も千七百年ごろなんですから。
なので、ピアノが出来たころに自動ピアノも生まれたというわけでしょうか。
でも、バレルを利用したスピネットが存在していたという記録があるのです。
ただ、このバレルを利用したものが商品化され、普及したのは19世紀らしいです。
でも、鍵盤のついていないものが多かったようです。
しかも、バレルピアノは1曲の演奏時間が短かい上に手間がかかるんです。
そのせいであまり、普及しなかったようなんですが。
でも、その後、出たブックと呼ばれる穿孔紙を使用した自動ピアノが出てくるんです。
ちなみに自動ピアノはどんどん、進化していくんです。
そもそも、自動ピアノの祖先はオルゴールなんです。
結局、オルゴールの構造がピアノの中に組み込まれているんです。
それが19世紀の後半にピアノラというものになったんです。
ちなみにこれでは録音というものができません。
でも、20世紀になってくると今度はピアニストの演奏のデータをロールに記録することができるようになったんです。
というか、これなら有名なピアニストの演奏がピアニストがいなくても再現できるというものです。
とはいうものの、一般的な自動演奏ピアノはまだまだ、機械的に鍵盤とペダルを動かすだけのものでした。
なので、音楽的な表現は不可能だったわけです。
そのせいでしょうか。
名なピアニストがこのタイプの自動演奏ピアノに録音を残そうとしなかったんです。
でも、改良は進んでいくのです。
それが自動演奏装置を改良し奏者の演奏をより忠実に再現できるタイプの登場です。
しかも、低音・中音セクションごとに音量を細かくコントロール。
これなら、名ピアニストも演奏の録音のし甲斐があるでしょう。
次々と名ピアニストも演奏の録音した自動ピアノが生まれていきました。
これで家にいながらにして名ピアニストの演奏が楽しめるようになったんです。

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